COVID-19について(2021年7月5日現在)
新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大による渡航制限により海外での治療に支障が出ています。私たちとオーストラリア提携医療機関は、皆様が継続的な治療を受けられるようにオーストラリア政府に働きかけています。
渡航の現況
新型コロナウィルス感染拡大に伴い、各国で入国が制限されていましたが、オーストラリアでは治療ビザと旅行制限解除の取得などの条件付きで入国が認められるようになりました。治療ビザと旅行制限解除の申請には、オーストラリア人医師による専門的な書類の提出などが要求されます。さらに、入国後14日間の自己隔離措置が義務付けられています。マレーシアはいまだ入国は厳しく制限されています。
具体的な手続き
渡航と治療についてご説明します。
1)現在オーストラリアへの入国には治療ビザと旅行制限解除、旅行宣言が必要です。
これらはすべて、オーストラリア大使館のホームページから申請します。
治療ビザの発給までには約1か月かかります。
2)シドニー入国後は空港での体温測定と簡単な問診のあと、州政府が指定するホテルへ移動します。
このホテルで14日間の自己隔離に入ります。
14日間は部屋から出ることができません(窓も閉めておくように言われます)。
3)食事は1日3回、お部屋のドアの外へ届きます(ランチボックスタイプのもので、味はまあまあ、カロリーは十分)。
1日1回、看護師さんから体調を確認する電話がかかってきます。これには日本語通訳がつきます。
4)3日目と10日目に医師、看護師、警察官が部屋を訪れてPCR検査を行います。
5)14日目にPCR検査の結果がわかります。陰性であれば証明書を受け取って、自己隔離終了です。
6)自己隔離の費用は、宿泊費・食費・検査費用込みで、3,000オーストラリアドル/一人です(変更の可能性があります)。
7)自己隔離終了後は、予めご自身で予約していただいたホテルへ移動します。
8)隔離終了後2日目にもう一度PCR検査が義務付けられています。これはDay-16と呼ばれる検査で、街中の検査施設で無料で受けることができます。(2021-6より)
9)帰国後の自己隔離
2020年12月30日から:オーストラリアから帰国する日本入は、出国前72時間前以内の新型コロナウイルス検査証明書が必要となりました。検査証明を提出できない方はシドニー空港で搭乗を拒否されることがあります。また日本に到着後は、検疫所長の指定する場所で14日間待機することを要請されます。
10)2020年7月20日時点で、シドニーから入国できる人数が、350人/日に規制されています。
この規制は航空券の予約の時点で反映されるので、航空券の予約が難しくなってきています。
★治療ビザ取得、旅行制限解除承認、旅行宣言承認手続きのサポート費用として、セラノスティクス横浜へ50,000円+税の振込みをお願いしております。
*セラノスティクス横浜のスタッフは平日昼間は一般外来業務を行っております。電話でのお問い合わせ、ご連絡はご遠慮ください。
1)空港へ到着したら全日空または日本航空のカウンターへ向かいます。
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スーツケースを宅配便で空港に送っている場合は、カウンターへ行く前に引き取ります。
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空港でポケットWi-Fiを予約している場合も借り受けてきます。
2)パスポートと航空券の予約表、治療ビザと旅行制限解除承認メールのプリントアウトをカウンター職員に渡してください
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この時同時にスーツケースも預けます
3)手続きが済むとパスポート、搭乗券と荷物の引換券を渡されます。
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搭乗券は自己隔離のホテルのチェックインで必要です。大切にとっておいてください
4)出国手続きに進みます。手荷物検査を受けて、パスポートの確認を受ければ終了です。
5)搭乗時間までお食事、お買い物など自由にお過ごしください。
*空港内には機内で役に立つものを色々取り揃えた便利グッズショップもあります。
たとえばこんなものがお勧めです。
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スリッパ
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目薬
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離着陸の耳詰まりを防ぐ耳栓
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のど飴
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文庫本、雑誌
6)着陸が近づくと、乗務員から入国と自己隔離についての説明書などの書類が配られます。
記入が必要なものもあります。分からない時はアテンダントに聞くと丁寧に教えてくれます。
7)入国審査、体温測定、簡単な問診。
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この間1時間くらいかかることがあります。
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この間、待つ場所には日本のように座る場所がありません。折り畳みイス(釣りに使うようなもの)があると楽です。
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その後スーツケースを受け取って自己隔離のホテルへバスで移動します。州兵または警察がエスコートしてくれます。
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問診の場には日本語通訳がいます。
8)自己隔離のホテルに到着、チェックイン
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バスの中で配布される書類に必要事項を記入します。
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この時に機内での座席などを詳しく聞かれることがあります。搭乗券は手元に置いて下さい。
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自己隔離中の注意、自己隔離後の注意などの説明書も配られます。
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ここで配布される書類や説明書は全て英語ですが、出発前に日本語訳をお渡しするのでご安心ください。
9)14日間の自己隔離のスタートです。
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スマホ、パソコンなどを立ち上げてWi-Fiが繋がるか確認します。
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セラノスティクス横浜のコーディネーターにメールでチェックインをお知らせください。
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オーストラリア大使館などからメールが届く場合があります。1日1回はメールチェックをお願いします。
10)食事は1日3回、お弁当が届きます。ボリュームたっぷりですがオーストラリアの味付けに飽きてしまう方が多いです。
日本食をお持ちになることをお勧めします。これまでに渡航された方がお持ちになったものをご紹介します。
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アルファ化米、おかゆ、レトルトご飯
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インスタント味噌汁
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缶詰
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緑茶ティーバッグ
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梅干し
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カップ麺
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おせんべい
11)自己隔離中の過ごし方
14日間、部屋から一歩も出られず(廊下に見張りがいます)窓も開けられずに過ごすのは相当辛いことです。
これまで経験された方からのヒントをご紹介します。
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一日の日課を決めて過ごすとよい。
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ラジオ体操、スクワット、ストレッチなどは気分転換にもなっていい。
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バランスボールを持参。
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普段読めない本をスーツケースに詰め込んだ。
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趣味のものを持参。(例:電子ピアノでピアノの練習、絵画の道具、編み物)
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YouTubeで日本のお笑い動画を見て大笑いする!
12)1日1回看護師から体調確認の電話があります。
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体調に問題が無ければ『アイムファインサンキュー』と仰ってください。『ノーイングリッシュ、ジャパニーズオンリー』と言うと、日本語通訳を介して電話してくれる場合もあるようです。
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自己隔離ホテルには看護師、医師が常駐しています。
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もし体調が悪くて助けが必要な時は、日本人通訳の阿部さんに電話してホテルのフロントに連絡してもらいます。
*阿部さんは検査や治療でもお世話になるシドニー在住の通訳さんです。検査と治療の通訳は治療費に含まれていますが、それ以外は1回6000円、1時間以内の料金がかかります。
13)自己隔離が始まって2日目くらいに最初のPCR検査があります。医師または看護師が部屋を訪問して検査します。結果が陽性の場合のみ連絡があります。
14)自己隔離が始まって10日目に2回目のPCR検査があります。この検査の結果は14日目に連絡があります。陰性なら『PCR検査陰性証明書』と『自己隔離修了証明書』を渡されます。この2枚は検査と治療に必要なので、すぐに写真をとってコーディネーターへメールで送ってください。
次のホテルへの移動はどうする?と聞かれる場合があります。自己隔離のホテルから近い場合は歩いて行けますし、遠ければ『タクシープリーズ』と言えば、翌日タクシーを呼んでくれます。
15)チェックアウト時に自己隔離の費用を請求されます。1人3000オーストラリアドルです。
ホテルによってその場で支払う場合と、後からメールで請求書を送るから支払ってと言われる場合があります。(滞在中に請求と支払が無くても、帰国時の出国手続きには支障ありません)
16)日本で予約したホテルにチェックインします。
『オークスシドニーゴールズブローホテル』 はおすすめできるホテルです。
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自己隔離のホテルから比較的近い
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キッチン・洗濯機などの設備があってお部屋も清潔で広い
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部屋のタイプによっては湯舟がある
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その割に料金が安い
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周辺にお手軽な日本食レストラン、中華、スーパーもある
17)検査
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治療の前日、または前々日に血液検査とペット検査があります。ペット検査の日は、朝から2L以上の水を飲み、検査の2時間前からは何も食べないでください。
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あらかじめ約束した時間に、ホテルまでドライバーが迎えに来ます。施設に着くとドライバーが受付まで連れて行ってくれます。送迎費用はその都度ドライバーにカードでお支払いください。
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受付では通訳の阿部さんが待っています。
18)検査が終わると結果を録画したディスクを2枚、またはUSBを渡されます。帰国されたらディスク1枚またはUSBをコーディネーターへ郵送してください。コピーを取った後ご返送します。
19)治療当日。
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食事や飲水の制限はありませんが、軽く召し上がる程度にしておいてください。
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治療の日もホテルまでドライバーが迎えに来ます。施設につくとドライバーが受付まで連れて行ってくれます。送迎費用はその都度ドライバーにカードでお支払い下さい。
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受付では通訳の阿部さんが待っています。
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治療そのものは注射なのですぐに終わりますが、そのあと余分な薬を排出するために点滴をします。
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2-3時間のあいだはトイレが近くなります。
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治療日には『帰国前72時間PCR検査』も受けます。日本政府指定の用紙に結果と必要事項を記入して、日本入国時に提示します。この準備ができていないと、シドニー空港でも搭乗を拒否されます。(2021-07現在)
20)治療後のおしっこにはルテシウム(またはアクチニウム)が含まれています。トイレは2回流して、手も2回洗ってください。(カテーテル、パッドをお使いの方は、渡航前にコーディネーターにご相談ください)
21)ルテシウム治療後48時間(アクチニウム治療後24時間)で出国できます。帰国便が夜便の場合にはチェックアウトから時間があります。シドニー観光されてもいいですし、1泊余分に予約しておけば出発までお部屋でゆっくり過ごすことができます。
22)羽田空港到着時に唾液によるPCR検査があります。30分ほどで結果が出ます。出発時に空港でWi-Fiを借りた場合は、空港の返却ボックスに入れてください。→2020年12月~、帰国時の対応がこれまでと変わっています。詳しくはこのページ上部の『具体的な手続き』をご覧ください
22)持ち物チェックリスト
*機内持ち込みバッグ
□パスポート □レンタルWi-Fiの受取書(申し込んだ方) □治療ビザと旅行制限解除承認のメールのプリントアウト □折り畳みイス(釣りなどに使うもの) □クレジットカード □検査と治療の日程表 □スマホまたはパソコン(充電コードも忘れずに) □お薬(処方薬・常備薬) □筆記用具 □日本円
*預け入れスーツケース
□日本食 □着替え □電圧変換機(必要な方) □トラベルクッカー(必要な方) □暇つぶしグッズ色々
23) その他
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自己隔離中のホテルサービスは宿泊したホテルによって異なります。
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台所に電子レンジがあるホテルと湯沸かしポットのみのホテルがあります。
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インド系のホテルでは2日に1回は食事にカレーがでるそうです。
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洗濯機には洗剤が用意されています
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シーツとタオルの交換サービスはあるホテルと無いホテルがあります。
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部屋のお掃除サービスはありません。
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隔離のストレス、食事の違いなどがから口内炎ができたり、便秘気味になることがあります。
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口内炎の塗り薬や下剤、坐薬など、普段お使いのお薬があればご持参ください。