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送信ありがとうございました

ご担当の先生へ

  1. 主治医の先生か患者さんご本人が当ホームページ「お問い合わせフォーム」にご記入ください。折り返し担当者がご連絡いたします。

  2. 患者さんと面談しご説明いたします。

  3. 海外担当医と協議し治療の了解を得ましたら正式に登録させていただだき、紹介状や血液検査報告、画像レポート等の英文書類を作成いたします。主治医の先生には情報提供、採血データ、画像データのご提供をお願いしています。

  4. オーストラリアの場合は担当医師とインターネットでビデオ診察(日本語通訳つき)があり、治療スケジュールが決定します。ビデオ診察は私たちがサポートいたします。

  5. 先方に治療費をお振込みいただきます。渡航費と宿泊費は別になりますが、治療に適したホテルのご案内などは私たちがサポートいたします。

  6. 渡航します。空港→ホテル⇄病院⇄ホテル→空港と全行程で送迎を依頼できます。オーストラリアでは、検査、治療には日本人の通訳が付きます。

  7. 帰国します。

現地滞在中のスケジュールは以下の通りです。

0日目・・・現地到着
~14日・・・ホテル隔離(オーストラリア政府指定)
16~18日目・・・PSMA PET/CT検査
18~20日目・・・PSMA標的治療
~22日・・・ホテル待機(治療後48時間)
帰国

帰国後の大まかなスケジュールは以下となります。

  • Week0  PSMA標的治療、PSMA PET/CTの画像ディスクは患者さんに渡されます。ディスクは帰国後私たちにお送りいただき確認後、画像診断レポート、治療レポートを添えて主治医の先生にお送りいたします。

  • Week4 採血、結果は当院から現地に送付します。

  • Week5 オーストラリアでは担当医のビデオ診察、2-3日後に次回の治療予定決定。

  • Week7 採血、結果は当院から現地に送付します。 

  • Week8 次回PSMA標的治療となります。

採血でご確認いただきたい項目です。結果はすぐに送らなければいけないので、患者さんから私宛にメール添付かファックスで送っていただくようお願いしています。
 
肝機能、腎機能、eGFR、PSA、血糖、LH、FSH、テストステロン(ホルモンは毎回の必要はありません)、血算、尿一般、ほか。

これはあくまで参考ですので、通常の診療でご確認いただいている採血項目で問題ございません。

帰国後は、主治医の先生のフォローとともに、当院でも責任をもってフォローさせて頂きます。本治療は、通常8週おきに3-4サイクル行われます。治療ごとに上記スケジュールにのっとって血液検査をしていただき、その現地医師とのビデオ診察で治療効果と有害事象の評価のうえ、次回治療実施の可否につき検討がされます。
 
また、PSMA PET検査のみでもご案内しております。お気軽にお問い合わせいただけましたら幸いです。

本事業が、進行性前立腺がんで苦しむ多くの日本の患者さんの一助になれば、そしてひいては、早期の国内承認への足掛かりになればと願ってやみません。
 
ご多忙のところ誠に恐縮ではありますが、趣旨をご理解いただきご協力をいただけましたら誠に幸いです。

敬具

進行性転移性去勢抵抗性前立腺癌に対するPSMA標的治療のご案内

拝啓
 

私たちは、進行性転移性去勢抵抗性前立腺癌(mCRPC)に対するPSMA radio-ligand therapy(ここではPSMA標的治療と略します)を オーストラリアで受けられるシステムを立ち上げました。


前立腺特異的膜抗原(PSMA)は、前立腺がんに特異的に高発現している膜タンパクで、特に悪性度が高く転移を有しているがんほど強く発現しています。このPSMAを標識に治療を行うのがPSMA標的治療です。

 

まず、PSMA PET/CTで発現を確認して引き続いて治療を行います。治療には、現在2種類の核種(ルテチウム177(177Lu)とアクチニウム225(225Ac))が用いられています。これらの核種をPSMAに特異的に結合する分子に付けて点滴で投与することで、全身に広がった前立腺がんに内部から照射をして治療します。

 

2018年6月のLancet Oncology誌で報告された177Lu-PSMA標的治療の第II相試験の結果では、ADT/DTX抵抗性mCRPC患者の74%がPSA 30%以上の低下を示し、PSAが 80%以上低下した患者が43%に上りました。82%の患者では画像上腫瘍縮小効果を認めています。全生存期間の中央値は13.5か月で、標準治療をし尽くしたmCRPCに対しても極めて高い治療効果が報告されています(Hofman MSほか, Lancet Oncol 2018;19:825-833.)。同様の報告は、ASCOやESMOなどの主要な国際学会でも発表され、大きな注目を集めています。


本治療は、標準治療をし尽くしたmCRPC患者さんにとって大きな希望となるものですが、国内で承認されるめどは立っていません。われわれは、Western Australia大学のDr. Lenzoと協力してオーストラリア(シドニーかパース)で日本人患者が本治療を受けられるシステムを立ち上げました。通訳を配して外国でも不安なく治療を受けていただけるように配慮いたしました。
具体的な手続きは以下の通りとなります。