​よくあるご質問 FAQ

Q1 横浜から遠い地方からの希望者ですが、申し込みはできますか?
 遠方からのお申し込みの場合、受付窓口クリニックへ来院されるのは大変かと思います。その場合はホームページの問診用紙に記入してお送りください。窓口クリニックの医師が主治医の先生に連絡させていただきます。
Q2 申し込みからどのくらいで治療できますか?
 採血や診断、紹介状作成、ビデオ面談などがありますが、順調に行けば2-3週間で治療日程の提案があります。飛行機やホテルの予約は正式に日程が決まってからになさってください。詳しいことはメールや電話で連絡を取り合いながら、ご相談・調整をいたします。
Q3 治療は全部で何回受けるのですか?
 基本は3回ですが、2回目のあとに様子を見ることになったり、あるいは4回必要なケースもありますので個人差があります。間隔は8週間が基本ですが、6週間にする場合もあります。いずれにしても、治療後に日本で行うビデオ面談によるフォローアップ診察の結果を見ながら、次の治療を決めていきます。
Q4 内部からの放射線治療は危険ではありませんか?
 核医学で作られるLutetium-177というアイソトープ(放射性同位元素)はベータ波という極めて短い波長の放射線です。これがPSMA抗体を見つけてそのレセプターに結合し、ベータ―波でがん細胞を攻撃するのでミクロの近距離戦です。またPSMA抗体を持たない普通の細胞には何もしませんから、外部照射のような被爆の影響を心配することはありません。
Q5 3歳になる孫はおじいちゃんが大好きで、しょっちゅう遊びに来ます。治療の後はしばらくの間、孫と接触しない方がいいのでしょうか?
 通常は治療後2-3日で放射線の影響はありません。小さいお子さん、妊婦さんのようなデリケートなご家族との接触も治療後1週間でまったく影響はありません。
Q6 この治療が効かないこともあるのですか?
 はい、100%の人に効くという治療はありません。PSMA治療は臨床試験の経験値では80%の患者さんに効果が認められたが、20%には効果は見られなかったとあります。ただこのヒット率はとても高いのです。ちなみにドセタキセルなどの抗がん剤は約60%の患者さんにしか効かないと言われています。(再燃性前立腺癌に対するドセタキセルのPSA奏効率 2009年日本泌尿器学会)従って、80%に効果があったというPSMA治療は有望であると考えられます。
Q7 家族同伴でも大丈夫ですか?
 はい、家族同伴でも大丈夫です。オーストラリアでは外来でPSMA標的治療が受けられるので、ご本人だけが入院することはありませんからご心配はいりません。普通の旅行のように家族と一緒にホテルなどに宿泊できます。また治療の間も一緒に病院でお待ちになることができます。PETスキャンは約3時間、PSMAも約3時間ほどかかりますので、病院で待つのもよし、あるいはショッピングや散策をされてもよいかと思います。
Q8 通訳の方とはどこで待ち合わせるのですか?
 通訳はスキャン施設の玄関でお待ちしています。PSMA標的治療の日には、治療を受ける病院の玄関でお待ちしています。それぞれの施設に滞在中は通訳がずっとご一緒しますのでご安心ください。別料金となりますが、空港の到着ロビーで通訳と待ち合わせることもできます。
Q9 PSMA-PET/CT スキャンは特別なことをするのですか?
 日本でPETスキャンを受ける時と同じです。スキャン前の6時間ほどは軽食程度にしてください。日本ではブドウ糖などを注射しますが、PSMAの場合もPSMAに反応する溶剤と、CTスキャンで画像を鮮明化するための溶液を注射します。溶剤が身体に回るまで約1時間ほど待ってスキャンの装置に横になるのは日本と同じです。スキャンの前にはトイレを済ませておいてください。MRIのように耳元で大きな音がすることはありません。その場で画像をチェックできるので、もし不鮮明な箇所があると、もう一度そこだけ撮り直しになることもあります。スキャンそのものは30分くらいですが、追加の撮り直しがあると、さらに15分ほどかかります。全行程で2時間半~3時間ほどです。
Q10 避けられない事情で急に渡航できなくなった場合、キャンセルはできますか?
 一度申し込みが受付られると、患者さん一人ひとり線量を測ってPSMA製剤Lu-177を調合するので、基本的に渡航直前のキャンセルはできませんが、悪天候でフライトが変わるなどの事情でスケジュール変更が必要な場合はご連絡いただき、治療スケジュールを再調整いたします。また急病などでしばらくこの治療が受けられないような事態が起きた場合は、事情を確認した上でキャンセルとし、支払われた治療費は返却いたします。
Q11 がんがPSMAレセプターを持たない場合、治療は受けられないと聞きましたが?
 ごく稀に前立腺がんの細胞がPSMAのレセプター(PSMA溶剤を捕まえる機能)を持たない細胞であることがあります。このような場合は、PSMA-PETスキャン映像に何も映らないのですぐに分かります。その場合は、溶剤が身体中を探してもPSMA抗体を見つけることができないのでLu-177が働くことができません。この場合にはPSMA標的治療はできません。日本ではこのスキャンができないので、現地PSMA-PETスキャンでこの事実が判明した場合には治療費は返却いたします。
Q12 帰国後の採血結果はどうするのですか?
 治療を終えて帰国した後も、定期的な採血による経過観察の必要があります。検査結果を現地に送るため、採血は最初の受付クリニックで行っていただくか、遠方からの場合は主治医の先生のもとで行ってその結果を受付クリニックに送っていただければ大丈夫です。
Q13 宿泊はコンドミニアムとホテル、どちらがいいですか?
 PSMA標的治療にご家族がご一緒される場合、治療の次の日までは同じベッドで寝ない、15分以上1m以内で過ごさない、トイレは2回流す、などの安全ガイドラインがあります。宿泊はホテルでもコンドミニアムでも大丈夫ですが、ダブルベッドではなく、ツインベッドになさってください。コンドミニアムですとリビングスペースがあるのでゆったり過ごすことができると思います。またトイレが2つあるお部屋もコンドミニアムでしたらホテルより安く借りることができます。コンドミニアムにはルームサービスやレストラン、売店などはありませんが、お部屋にキッチンや洗濯乾燥機などもあるので快適な宿泊ができると思います。
Q14 ビデオ面談は難しくないですか?
 ビデオ面談はZoomというアプリを使います。事前にオーストラリアの医師からZoom面談用のインターネットアドレスが送られてきます。予約時間の5分くらい前になったら、面談用アドレスに接続してお待ちください。医師の準備ができると自動でビデオ画面がスタートします。インターネットと接続できるスマートフォン、タブレット、パソコンがあればどこででも、海外と無料で映像と音声のやりとりができます。
またビデオ面談の時には、日本人通訳の方が医師のとなりで日本語でお話ししますから英語の心配もありません。すべて日本語で大丈夫です。
Q15 ビザは要りますか?
​ 現在、新型コロナウイルス感染症による入国制限により治療ビザと旅行制限解除が必要となっています。詳細は「COVID-19関連」のページをご覧ください。
 オーストラリアへの入国のために観光ビザを取得なさってください。(PSMA治療目的の入国ですが観光で大丈夫です)電子観光ビザのETAS(イータス)を取得すると3か月以内の滞在が可能で、一度取得すると1年間有効です。ネットで取得すると20オーストラリアドル、旅行会社に依頼すると4000円くらいです。
Q16 パースとシドニーではどちらがいいのでしょうか?
 どちらも治療に関しては全く同じです。オーストラリアの主治医がパースとシドニーを移動して治療に当たります。通訳、送迎などのサービスもまったく同じですから、むしろどちらの方が患者さんにとって都合がいいか、と言うことになります。2019年9月には、日本からパースへの直行便も就航するのでこれまでのような乗り継ぎの必要がなくなります。
 ですが、乗り継ぎにも良い面があります。直行便は便利なのですがどうしても飛行時間が長くなるので疲れます。そこでシンガポールを経由してパースへ行くのも一つの方法です。日本ーシンガポールが約7時間、シンガポールからパースへは4時間半です。日本を夕刻に出発してシンガポールで深夜便に乗り継ぎ翌朝早くにパースに到着するプラン、または日本を午前中に出発してシンガポールで一泊、翌日パースへ向かうというプランは身体への負担が軽いかと思います。
Q17 治療費の支払い方法は?
 <現在調整中です>
Q18 治療費は保険請求できますか?
 海外の医療費は日本の国民健康保険への請求はできません。ただ、患者さんが任意で加入されている民間の医療保険、がん保険、あるいは生命保険の契約内容によっては請求可能な場合があるかもしれませんので、契約のある保険会社に問い合わせてみてください​。

体 験 談

これまでに渡航してオーストラリアで治療や検査を受けた方々は30人以上。
その中で皆さまからお寄せいただいた体験談をご紹介いたします。                             

T様   2020年3月。コロナウイルス感染拡大を受けて、オーストラリア政府が大幅な入国制限を開始する直前に渡航され、シドニーでPSMA PET/CT Scan検査をお受けになりました。           

<シドニー全身スキャンの旅>

 初日(ハプニングと肩透かし) 2020年3月3~4日

  未だ寒くコロナ騒ぎの北半球の東京を抜け出して、南半球のシドニーへ来た。便利だからと羽田発(定刻21:30)のQF26便チケットを取り、余裕で羽田着も空港はコロナの影響で閑散としてちょっと不気味。その上想定外の3時間半遅れ、全身の力が抜けるところを頑張って夜中の1時発、機内もコロナの影響でガラガラ、予定の朝9時過ぎシドニー着が午後1時着。そして心配の入国審査へ、厳重なコロナのヘルスインスペクションを想定して進むも、結局イミグレーションの窓口で一言、2週間以内に中国に行きましたかと聞かれ、『いいえ』と答えると、はいとパスポートを渡され実に拍子抜け。ロビーを出ると何と小雨のシドニー、抜ける青空しかイメージになかったシドニーが雨でまた力抜け。なんとも想定外が多い旅である。

  さて今回の渡豪目的は、再発性進行性前立腺癌(摘出・放射線済み)PSA2.44の病巣を探すために、全身スキャナーを受けに、遥々シドニーまでというわけである。この検査、設備はCTスキャンと同じ仕組みだが、撮影のために打つ注射(造影剤)が日本で未承認の為、一般に普及しているオーストラリアに遠征となったのである。専門の先生曰く、日本はこの注射の数少ない未承認国で、日本は世界から5~10年遅れている。そしてこの医療は、これまでの前立腺癌の診断治療のアルゴリズムを根本から変える可能性があるという。要はがん細胞だけが好きなアイソトープを混入した液を静脈に注射、暫くした後に薬が好きな患部に集積したところで、全身スキャンをして患部を映し出す方法、説明を聞くと素人でも理解できる理屈なのである。

  そして前後したけれど、このスキャナーにたどり着く事半年、PSMA PETをキーワードに国内でのサービスを検索、関係先に問い合わすも未だ未承認で不可の返事ばかりで諦めかけていた。其処に今年2月の検診時、主治医の先生経由で同じ泌尿器科の先生から海外での情報をいただき、その窓口であるセラノスティクス横浜の車先生を紹介いただいた。その後は車先生と岡崎さん(プログラムコーディネーター)のナビゲーション宜しく、僅か2週間で検査申し込み、スキャン予約、チケット予約、旅行ビザ取得、ホテル予約と全ての手配を終えて、トントン拍子で今はシドニーと言うわけである

 ホテルは紹介頂いて出発前に予約済みのダウンタウンの Amora Hotel (複数あるのでJamison Sydneyで指定)に到着。事前にSNSで連絡しておいた知人とロビーで再会、ホテル近くの イタリアンレストランにて時間外の遅いランチを食べながら昔話に花を咲かせた。 その後、ホテルに戻りチェックイン、夕食まで時間があるので、雨も上がった市内見物に繰り出す。シティーマップを見て近そうなハイドパークと隣のミュージアムを訪ねる。しかし写真の通りミュージアムはリノベーションで閉館中、またも肩透かしをくうことになった。其れでも公園からの帰途、ホテルから2ブロックの所にスターバックスを見つけ滞在中の朝食場所を確保する。

 シドニーは初めての訪問である、何かと想像と違ったのは、街が古く道路が狭くほとんどの通りは一方通行でクルマの混雑がかなりひどく、慣れたら車より、路面電車が便利のようだ。また驚いたのは街に坂が多く此の町がなだらかな丘陵地に作られて発展した面影が見える。 しかし良く見ると味のある古い街で落ち着いた雰囲気だ。また中心部にヨーロッパのブランドショップの多さに驚く、その割に街中を歩く女性のファッションとの比例はしていないように見える。恐らく中国人の観光客の多い国の大都市であり、中国からのインバウンドが顧客かもなどと一人逡巡しながらの市内散歩を楽しんだ。

スキャン当日(初めての街、初めての病院訪問、緊張の当日)2020年3月5日

   さてスキャンの5日、午前中はホテルにて仕事を片付け早めに11:30からホテル内で軽食ランチをとる。出発前に先生に言い渡された、先方に渡すようにと受け取ってきた『治療履歴』の入ったCDをバッグに、ロビーにて準備万端13:00予約のタクシーピックアップを待つ。出発前から携帯ショートメールで確認したドライバーのロバートに到着後、確認を入れると、運転手はEffyに変わったとの事、ちょっと早めにロビーにおりて念のためにベルキャプテンにタクシーが迎えに来る事を告げて待つ。

  すると13:00ぴったりに中年の女性ドライバーが辻さんですか?と声を掛けてきた、そして握手と挨拶いざ病院に向け出発。

ところでドライバーのEffyさんはギリシャ移民の2世、車が走り出すと早速Effyさん、シドニーの街は坂が多いだの道路が狭いだのと半分文句の話題で盛り上がる。そしてダウンタウンを出て郊外の道路に出たところで、今度は身の上話に花を咲かせて、先ず私は日本食大好き和食も大好きでラーメンをよく食べる、そして今年の6月バケーションはNZの南島に行くことを決めたが、本当は日本に行きたかった、けれども今年は日本はオリンピック前の化粧で恐らく町中工事だらけで工事現場を見るのは嫌、なぜならシドニーオリンピックの時にひどい経験をしたと言う。そんなたわいも無い話をして30分程経った頃、車は病院のあるハーストビル地域を走っていた。   

間も無く目的の私立ワラタ病院である。目的のワラタ病院はシドニーの下町から西南方方向に18キロのHurstville にある。病院名のワラタはオーストラリアに自生する花の名前で、シドニー市のシンボルでもあり至るとこで目にする、日本的に言えば私立さくら病院

と言ったところ。気づくとハーストビルの中央通りの交差点に聳える8階建て(何故なら此の地区は住宅地で殆どが平屋なので)ワラタプライベートホスピタルに到着。そのまま地価の駐車場に入り車を止めると運転手は私を病院のWaratah Imagingの受付まで同行してくれ、そこで、終わる頃に又戻って来る

言って別れた。しかしこれが重要で、普通のタクシーで有れば、一階の病院前で下ろされる。其れから自分で一階の受付から、地下のWaratah Imagingの受け付けを探す事になりかなりの混乱が予想されるので、予約タクシーは安心という訳である。

 さてここで普通なら病院で緊張するところであるが、待合室で2組のうち1組は1人の日本人、何やか真剣にインタビューをして、1人は通訳で1人が患者と見える緊張感で撮影前の一般質問を受けていた。

 インタビューが済んだところで、その通訳氏が私の所に来て、安部です、本日の検査の通訳ですと挨拶があり先ず『ホット』しながら自己紹介。その後は阿部通訳は先客と2人で撮影室に入って行った。

 

 所が暫くすると、途中で安部通訳が出てきて、今日の検査の為に、まず2時間以内に食事は撮っていませんか?逆算してこれはOK、しかし朝から2リットルの水飲んでいますかと聞かれて、たぶん1リットル程度ではと答えながら、早速指示通り、待合室に備え付けの給水機の水を紙コップにたて続けに飲んだところで、安部通訳が待合室に戻り、私のインタビューが始まり前者と同様の質問が繰り返される。しかし此の質問は、日本出発前に申し込み時にも提出した内容と同じもので、アレ

ルギーが無いか閉所恐怖症がないかなどなど聞かれて進む。しかし最後の質問のみ、此の検査は政府の保険の対象外である事の説明がなされ、理解したか確認があり、はいと言うと、設問の紙にサインして下さいと言われ、ハイとサインして受付完了となる。

  そして放射線技師の声がかかるのを待った。待合室の時間はいずこも同じ、退屈しのぎに週刊誌が置いてあるが、雑誌に興味もなく壁の写真額に目をやると何故かサーフボードの写真である、何故此の検査所でサーフィンボードの写真なのかと首を傾げた、ところがその写真、よく見ると『life Guard』と記されている、成る程病院こそがライフガードかと、変な納得と洒落た気配りに感心した。

さて私の番、本番開始となる。先ず安部通訳共々、処置施設に入る。処置室は入り口が広間で患者のインタビュー、体重、身長測定等用であり、その前後左右さん方向にスキャナー質、患者待機室、コントロール室、放射線治療室が配置されている。先ず広い処置室の高い椅子に腰掛け、レントゲン技師(と言っても注射から撮影データ処理まで一人でこなす人)のインタビューから。先ず、私はKatrina Callipari(Senior Medical Scientist 上級診療放射線技師)と名乗った上で、インタビュー開始、先ずフルネームを問われて、名乗る。次に病歴を聞かれ、前立腺癌発病6年半、最初に摘出、次に放射線照射を説明、現在に至る。現PSA2.5、

 

 そして昨年5月MRI撮影も患部見えず、今回ここにPSMA PETの検査に来たと説明。次はPET検査の一般的なアレルギ

ーや閉所恐怖症等聞かれて、さらに明日治療も受けるのかと聞かれて、今回は検査のみできた事を説明。了解され。

早速体重と身長を計測した後に、右手に静脈注射用の針を刺しテープで止め、そこから先ず食塩注射をした。

 

  その後待機用部屋に移り、エプロンタイプのスキャン用ガウンを着用、入れ歯も外して先ず10分程安静を保った

状態で待機、その後に再度処置室の椅子に戻り、今度は造影用の注射を10㏄注射、そして安静室(横になって休むベッド

着替えなど)に移動し、今度は約40分程度薬が患部に回るのを待つと同時にその間トイレに行って膀胱を空にするように

指示され、ブランケットを掛けてくれた。そしてうとうとして大分時間がたった頃、尿意がありトイレに立ち戻ってベッド

に戻るタイミングでカトリーナさんが現れ、トイレに行ったかとの問いに、今済ませて戻った事を説明すると、ではオーケーとスキャン室に移動。

早速スキャントンネルから引出された撮影用ベッドに靴を脱いで寝るよう促され、寝ると。次に両腕を上にあげた格好を要求され、次に、スキャン中の注意、『呼吸は普通に、体は動かすな』と説明を受け、スキャン開始、MRIのような酷い音は全く無く、約15分ほどで終了。所で此の処置室からスキャンの説明は全て安部通訳が同行してくれる為に何の心配も要らず不安払拭である。

 そしてスキャン終了、カトリーナさんが入って来て終了した旨が告げられた、思えば此の一瞬(約15分)『長かった』と1人思いながらスキャン台を降りる。でもスキャン中頭が動いたと指摘される、確かに喉のイガイガで生唾を飲んで喉が動いたことが原因かと説明すると、今担当医師が画像を確認しているので、医師が承認すればこれで終わりと言われて『ドッキ』としながらも待合室で待機すること10分程、カトリーナさんが袋に入ったCD画像と、此れをB4印画紙5枚に現像した写真入りの袋と共に完了の説明をしてくれた。しかし中を覗くと、CDが一枚しか無いのでもう一枚欲しい旨お願いすると5分程でコピーをもう一枚作製してくれ、すべてが無事完了。カトリーナさんに記念撮影をお願いして受付前でツーショット。そして既に待合室に到着して待機中のEffyさんの車に乗って病院を後に一路ホテルへ。

所でカトリーナ技師、怖い顔をしているが、最初の注射の時、小円錐との説明を受け、道理で塩っぱいと言うと、時々そう言う事を言う人がいる、ヤッパリと言うと、でも其れは心理的な感覚ですよ。と真面目に返してくれる人、また入れ歯の説明をすると、カップを出してくれたりで助かった。またドライバーのEffyさん、車が走り出すとすぐに助手席からボトル水を取り出してくれた。おそらく造影剤を使っていることを承知して水をくれたのだと思う。またコアラのスティカーを記念にと言ってくれたり、また帰路の道中、オーストラリア国独立200周年記念公園や中心街の事を説明してくれて本当に楽しく、心温まる旅ができた。

 

    ところで、私のようにPSMA PET検査のみの目的の場合本当に簡単である。病院(Waratah Private Hospital)の付属施設(Waratah Imaging)に行って検査を受ける仕組みである。日本で掛かりつけの病院から、主治医の紹介で検査専門クリニックでCTやMRI検査を受けるのと同じである。従って受付も病院の受付に行くのではなく、写真の通りWaratah Imagingの専用受付が地階にあり、其処で全てを行う仕組みである。

  と言うわけで此のスキャンサービスを受けようと思えば、シドニーに行ってホテルに泊まる。其れからの流れは、タクシー運転手と、通訳がいてシームレスに繋がっている為に、終了してホテルに帰るまで、大船に乗った気持ちで何一つ心配なく行ける。但し検査スケジュールが押せ押せで、2時間ほど遅れ、ホテル帰着は7:30と予定より大幅遅れとなった。

​  しかし車中でEffyさんに聞いたシドニーのタイ料理情報が頭に浮かび、ホテルのベルキャプテンお勧めの、ハーバー近くのCHAT 屋台風レストランで、辛みの効いた一皿で1人検査完了の祝杯を挙げた。

帰国日(到着から2日間の雨模様から一転、快晴のシドニー)2020年3月6日~7日

  今朝も昨日と同様に朝食はスターバックスで済ませ一旦ホテルに戻り、帰国の夜便まで丸一日時間が有る、特に予定の変更も無く、日本で知人から勧められていた、Art gallery of Sydney とそのお隣の Royal Botanic Garden Sydney そして小さな湾を回ってオペラハウスを訪ねる計画、市内地図でルートを確認、結構日差しの強い市内を3時間かけて歩いた。

ギャラリーの目的は、アボリジニアートに以前から興味があり、これを機会によい物が見れたらと期待して行ったが、さすがにArt Gallery Sydneyの常設展である、沢山の質の高い作品を見ることができた。

 

  オーストラリアの美術館は常設展は全て無料である。その中で有料(AU25.00$)の特別展が開催されていた

 題して「JAPAN SUPERNATURAL」天井に提灯を吊るして、暗い室内で、江戸時代から続く、お化け、妖怪のアート

が展示されていた。圧巻は村上隆の妖怪壁画と妖怪の巨大フィギア、見学者が中学生らしき複数の団体で、キュレーターの

説明を熱心に聞き入る学生を興味深く見た。足のないお化け図、妖怪画をどの様に理解するのか、少なくとも「キャー怖い」ではなさそうだ。ボタニカルガーデンは期待したほどの蒐集は無くどちらかと言うと散歩道という感じ、其れでもボトルツリー、プロテア等いくつかの珍しい、此処ならではの樹木を見ながら湾を回って、岸のオペラハウスへ。

オペラハウスは建物にのみ興味があり周囲を見て回ったが、劇場では

期間12月26日~3月28日「La Bohem Carmen Graten Opera Hits」として

カルメンが上映されていた。

  オペラハウスの場所は最初は要塞、次に路面電車の車庫、其処に1969年オペラハウスを建設、完成は1973年、何と14年がかり、デザインはオランダ人、世界で一番新しい世界遺産、屋根はタイルで出来ていて、因みに総枚数が105万6000枚と言われている。

  そんなわけでメインの美術館の鑑賞に1時間半、その後公園とオペラ

ハウス巡りで1時間半を費やしてホテル着13:00、ランチは昨日の激辛タイが忘れらず気づくと又Chat Thaiに向かっていた、トムヤンクンラーメン風の丼ものを完食。

  ホテルはチェックアウト時間を15:00に延長、その後はフライトの時間調整で、ホテルのバー&カフェーで顔馴染みになった店員の許可を得てテーブルを占拠、貯まったメールの返信とラインの処理で3時間みっちり働いて18時前にホテルを出て空港に、定刻の帰国便でシドニー発、一夜明けた7日の朝4:45羽田空港に無事到着した。

 

 

  

   考えてみるとこの旅行非常に不思議なスケジュールだった。何故なら機中2泊、現地2泊、3日(水、木、金)滞在。というのも、機中泊はぐっすり寝て、現地も無駄なく行動でき、結構スムーズな旅であった。 また計画段階では、現地の足はレンタカーとか、現地1泊、機中2泊も頭に浮かんだ。然し目的が目的だけに、現地2泊、機中2泊とし、またシドニー市内のドライブも混雑などを考えて時間の読めるタクシーとしたが、何れもドンピシャリで結果はオーライ、当日アポで有れば飛行機の3時間遅れで予約時間に間に合わなかったかも、また帰国も検査同日にすると検査からホテル帰着が19:30、帰国便21:30は綱渡りとなるので、前後1日摂るスケジュールは必要だ、其れに、シドニー市内ドライブは、道路幅狭く一方通行ばかりでトラブルの可能性大、そして何より出発前に予約するタクシードライバーは病院の検査窓口まで案内(此れが非常に重要)してくれる事を考えると、今回の判断は全て正解だった。

結果を届ける(患部クッキリ放射線で出来そう)2020年3月9日

 

  スキャンの結果は日本で主治医から3月19日に聞けることを楽しみにしつつ、先ずデータCDを1枚車先生に届ける為に横浜のクリニックを訪ねた。 車先生は診療時間にも関わらず、お目に掛かる時間を割いてくれ、先ず今回のお礼を直接申し上げることが出来た。またお渡しした画像も早速見て、右膀胱の上に有る黒点を指して、日本で放射線照射で対応できそうな説明を聞いて、スキャンの成果を信じて実行した結果に非常に満足できた。

    ところで、此のPSMAペット検査の費用だが、日本で払い込んだ①ホテル~病院往復のタクシー代金、②検査時常時付添通訳代金、③PSMA PET検査代一式、以上の3点の合計2500豪ドルを、仲介のGenesisCareにカードで支払った。帰国後カードの利用明細を見ると、円レート@74.015で185,073円が引き落とされていた。はっきり言って「安い」が感想である。

以上 

​                      <T様、貴重な紀行文と美しい写真の数々をご提供いただき、誠にありがとうございました。>

*セラノスティクス横浜のスタッフは平日昼間は一般外来業務を行っております。電話でのお問い合わせ、ご連絡はご遠慮ください。

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